先日、久しぶりに美術鑑賞をしました。
以前から佇まいも気になっていた青山の根津美術館です!
今回は【 「大正名器鑑」の世界 茶入と茶碗 】展で
、私は以前 陶芸を少し習っていたことがあるのでワクワクして行ってきました✨
大正時代というと中原淳一や竹久夢二の「大正ロマン」のようなモダンでオシャレなイメージでしたが、全く違いびっくりするほどシンプルでした。
「華やか 」というより、「わび・さび 」のシンプルな中に、塗料が溶けて流れて浮き上がった模様や素材の特徴を最大限に活かした美しさ、日本人の手に馴染む大きさに、どこかすこし歪んでいるのに暖かい茶器達に不思議な安心感を覚えました。
まるで、掌から暖かい美しさが溢れているのが見えるようでした✨
茶筒も「黒漆」「唐木」「柿」「鉄刀木」「紫檀」など様々な木の茶筒があり、それぞれに印象が違いました。
その中でも 「紫檀」の茶筒はなんとも言えない紫がかった黒と木目がお洒落で素晴らしかったです✨
当時は茶筒よりも茶壷に入れて茶葉を持ち歩いていたようですが、普段使いだった茶壺は現在ではとても価値のある美術品になっていました。
これらの茶器は、高橋箒庵という方が茶器の芸術品としての価値を残そうという意志の元、数人のグループで、茶器の総図鑑を作成したのですが、
茶器を一つ一つ図面にして、上から、下から、横から、正面から、詳細に手書きで図が描かれ、色や特徴も書き込まれていました。
当時はすべて手書きだったので、一つ一つとても大変な作業だったんだろうなぁと思うと共に、きっと楽しくその作業もされていたのではないかな〜と思いました☺️
今回の展示会で一番印象に残ったのは、高橋箒庵氏が、ある茶壺について
「総体光沢ある栗色地の上に黄彩にて・・・雲中に黄龍の飛躍するが如き置形あり」
と表現していて、なんて美しい文字の並び、こんなに美しい日本語の表現をするなんて…と感動しました。
その他にもお茶碗も一つ一つに名前が付けられており
「花染」「雪月」「村雨」「白玉文殊」「雪柳」「深美」
など、こちらも情景溢れる名前が付いていました。
その中で一つ、「不聞猿(聞か猿)」という、茶色いお猿さんが耳を塞いでいるような形のコミカルなものありました😊
ちょっとしたユーモアですね(笑)
その余韻のまま根津美術館の庭園へ出ると、整備された通路、そして苔むした黒い石の階段…苔の翠がとても美しく、一瞬ここが現代の東京であることを忘れそうになりました。
今回は館内での写真撮影ができなかったため、ポストカードの写真になってしまいましたが、館内もとても静かで人も少なく落ち着いていて良かったです☺️
展示会は7月11日まででしたが、日本独特の美意識に触れることができて、思った以上に良かったです✨
自分が長年愛用しているマグカップを見直してみよう、と真剣に思いました(笑)
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